DXリテラシ向上対策部会 通信 Vol.6

※本資料は、千葉県DX推進協議会 DXリテラシ向上対策部会の活動状況と参考情報を発信するものです。


目次

 1.R5 年度活動計画

 2.サービス設計12 箇条(概要)

 3.生成AI に関する掲載予告

 4.今後の予定案内


■R5年度活動計画

 千葉県DX 推進協議会 DX リテラシ向上対策部会のR5 年度活動は、昨年に引き続き『行政手続きのオンライン化』における課題を共有し、施策事例や最新技術適用事例から、オンライン化の利用促進と業務効率化を検討すること、を目的として継続します。

 今年度は、先進事例や最新技術に着目し、民間企業や学術機関の協力を頂き、県内すべての市町村の皆様に興味深い内容となるよう検討を進めたいと思います。

 今年度も3 回の共同研究会を開催し、情報提供と市町村の皆様同士の意見交換の場をオンラインで用意させて頂きます。開催時期と研究テーマは下記を想定し調整中です。決定次第、研究会開催通知を発信させて頂きますので、千葉県DX 推進協議会に参加されていない自治体様も気楽に参加頂ければ幸いです。現在調整中の共同研究会開催日程と検討テーマは下記です。

 ・第1 回共同研究会(10 月前半)

   2022 年度末を目標に進めてきたマイナポータルへのオンライン申請窓口設定の達成状況総括と

   最近取組みが活発化してきた「書かないワンストップ窓口」の概要および事例紹介を行います。

 ・第2 回共同研究会(11 月後半)

   マイナンバーカードの普及が進む中、健康保険証に続く、マイナンバーカードの活用方法と

   その活用事例を紹介します。また、各自治体がDX 化などの取組みを内部から支援・指導する

   CIO 補佐官の役割と実状についてお話を伺います。

 ・第3 回共同研究会(2 月後半)

   オンライン申請は便利ですが記入に際しての質疑応答が出来ない、書かないワンストップ窓口も

   結局は役所に出向く必要があります。将来的にオンライン上で質疑応答が出来て、手続きも

   完了させられるオンライン上の役所が実現できないか、メタバースの可能性について研究します。

 また、昨年度発行しておりました「DX リテラシ向上対策部会通信」(本紙)は、引き続き共同研究会の成果を整理してご報告するとともに、行政のサービス化や業務改革(BPR)をサービスデザイン思考で進めるための「サービス設計12 か条」の解説、セキュリティ事故の事例紹介と解説、そして最近のChatGPT に代表される「生成AI」についても情報提供します。

 以上、今年度も共同研究会等に参加されることで、新たな情報入手や他自治体とのコミュニケーションが促進されますよう進めてまいります。

よろしくお願い致します。


■サービス設計12箇条(概要)

 「デジタル・ガバメント実行計画」(平成30 年1 月16 日e ガバメント閣僚会議決定)では、プロジェクトを成功させ、利用者中心の行政サービスを提供するために必要となるノウハウを、「サービス設計12 箇条」として示しております。

 12 箇条それぞれの内容は、「デジタル・ガバメント推進方針」(平成29 年5 月30 日高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部・官民データ活用推進戦略会議決定)におけるサービスデザイン思考を具体化したものであり、これまでの電子行政の取組から得られたノウハウをベースとしつつ、サービス・業務改革(BPR)に関する近年の国際的な動向を取り入れたものです。

この考え方を踏まえ、各府省はサービス・業務の見直しと抜本的な改革を進めています。

(政府CIO ポータルより引用、ただし現在は更新停止中)

  <サービス設計12箇条>

第1条  利用者のニーズから出発する

第2条   事実を詳細に把握する

第3条   エンドツーエンドで考える

第4条   全ての関係者に気を配る

第5条   サービスはシンプルにする

第6条   デジタル技術を活用し、サービスの価値を高める

第7条   利用者の日常体験に溶け込む

第8条   自分で作りすぎない

第9条   オープンにサービスを作る

第10条  何度も繰り返す

第11条  一遍にやらず、一貫してやる

第12条  システムではなくサービスを作る

次号より4 回に分けて紹介していきます。ご期待ください。


■生成AI に関する掲載予告

 ChatGPT に代表される生成AI の自治体業務への活用は、まだ試行段階ながらも積極的に始まっており、活用ガイドライン・事例発表がされています。(下記関連資料 参照)

 本部会通信では、千葉商科大学 人間社会学部長 鎌田先生にご協力頂き、生成AI に関する基本的な事項を整理して頂きます。次号より3 回シリーズで、

 ①  AI のいま

 ②  生成AI、自然言語・画像

 ③  AI が変える世界、いまのAI にできないこと

を紹介していきます。ご期待ください。

 

関連情報

 ・自治体におけるAI 活用・導入ガイドブック (soumu.go.jp)(R4 年6 月、総務省)

 ・ChatGPT を業務に組み込むためのハンズオン (digital.go.jp)(R5 年6 月、デジタル庁)

 ・文章生成AI 利活用に関するガイドライン (tokyo.lg.jp)(R5 年8 月、東京都)

 ・自治体AI 活用マガジン(運営:横須賀市) (govgov.ai)

 ・生成AI の利用ガイドライン (jdla.org)(R5 年5 月、日本ディープラーニング協会)


■今後の予定案内

 共同研究会は下記3 回の開催を予定しています。いずれも1 時間半のオンライン(Zoom)開催です。場所と参加人数は問いません、千葉県DX 推進協議会の会員有無も問いませんので、気楽に参加ください。

 第1回共同研究会

 10月12日木曜

 13:00~14:30

・2022 年度末オンライン申請対応状況

・書かないワンストップ窓口(窓口業務のDX 化)

 第2回共同研究会

 11月22日水曜

 16:00~17:30

・マイナンバーカード徹底活用

・CIO 補佐官の役割

 第3回共同研究会 

 2月後半

 

 ・将来像としての電脳市役所(メタバースの活用)

など

研究会開催の準備が整いましたら、メールにて連絡いたしますので「ちば電子申請システム」から参加申し込みをお願いします。


■(参考)ITリテラシ向上サイト

下記はR3年度までの千葉県地域IT化推進協議会 ITレテラシ向上対策部会の活動として発行したメルマガをまとめたものです。参考にして下さい。なお、現在メルマガ発行は終了しています。

 

ITリテラシを高めよう! 


※本資料は共同研究会参加メンバーおよび協議会メンバーを対象に、千葉県が配信しております。

 

発行:千葉県DX推進協議会 DXリテラシ向上対策部会

     部会長:特定非営利活動法人 ITCちば経営応援隊 浅井 鉄夫

     事務局:特定非営利活動法人 ITCちば経営応援隊 加野 隆司

         電話 080-3425-8779 電子メール t.kano2005@gmail.com

     監事 :千葉県DX推進協議会 事務局 千葉県総務部 デジタル戦略課 島田 悟

 

次回発行予定 2023年10月下旬頃